第三学期始業式

2020年1月8日 16時30分
活動の様子

冬休みが明け、三学期が始まりました。

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児童生徒を代表して中学3年生と小学6年生が三学期の目標を発表しました。

次に、校長先生からお話がありました。

 

 

校長先生のお話より

 

二学期終業式に話した三つのお願いに、点数を付けるとしたら何点でしょうか。

① 何事も問題意識をもって自分で考える。

② 自分も他人も尊重し、誰もが幸せになれる方法を考える。

③ 家族に、地域社会に貢献する。

自主的に実践することができましたか?

 

「一年の計は元旦にあり」(いちねんのけいはがんたんにあり)のことわざがあります。

一年の計画は元旦に立てるべきであるということです。

つまり、ことに当たっては最初にしっかりとした計画を立ててから臨むことが大切だという意味です。

 

では、なぜ計画を立てるのでしょうか?

それは、結果を出すためです。

計画を立てることが目的になってはいけないということです。

◎ ゴールを明確にする。具体的に数で表す。

◎ 目標達成のために、情報を収集する。

◎ カレンダーにやることを記入する。

などの結果を出すための計画のポイントを、自分なりに工夫してください。

 

話は変わりますが、極限順序数ω(オメガ)についてお話しします。

難しいので、ωの意味とは少しずれるかもしれませんが簡単に説明すると、

ωとは、1、2、3・・・と数を数えたときの一番大きな数だと思ってください。

数を数えていったときの限界の壁を越えた直後の数だと思っても構いません。

そこで考えてほしいのは、「1+ω」と「ω+1」の大小関係はどうなるだろうか ということです。

具体的に考えると、「1+ω」は、一歩踏み出してから限界まで歩く。

「ω+1」は、限界まで歩いたさらに一歩先ということです。

もっと具体的に話すと、20回懸垂することが限界だとします。

「1+ω」は1回懸垂してから続けて頑張る結果でおそらく20回、

「ω+1」は限界の20回+1で21回、限界の一つ先ということです。

目標を達成させるために、これまで努力してきただろうし、今後も努力することでしょう。

 

振り返ってみてください。

ほとんどの努力は、「1+ω」であって、

「ω+1」(限界の一つ先)を目指すものではなかったのではないでしょうか。

20回懸垂できる人が、毎日15回、16回懸垂をしても、

自分の限界20回を超えることはできないので自分の壁を破れないでしょう。

限界の20回の懸垂を行って、苦しい状況の中で次の1回ができるかどうか、

その1回が本当の努力といえるのではないでしょうか。

 

今後の生活の中で、自分をより大きく成長させたいときには、

「ω+1」=「限界+1」の精神で乗り越えてください。

 

自分の進むべき道は、自分で切り拓くものです。

目の前に広がる大草原に、道を作るのがあなたの仕事です。

草をかき分け、刈り取り、自分が進む道を作っていくのです。

そもそも自分の道は切り開いていくものですから、目の前に道がなくて当然です。

あなたの通った跡が、道になるのです。

自分が決めた目標を、一つ一つ達成させることにより、自分の道を切り拓いていきましょう。